唐辛子のガラス絵(Y.R.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2017/11/02 (木) 13:40 水吉郁子
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教室の隅にカケラを溜めたカケラ箱があります。
そこにはいろいろな形のカケラが入っていますが、
一番多いのは、多分、お皿を作るときに出た、
少しカーブした形のカケラです。

そのありふれたカケラをじっーーーと眺めていたY.R.さん、
頭の中で作品のイメージができたようです。

カーブがかかった不定形のカケラを電気炉で加熱して
角がプルッと丸まった、
ほんわかした形のパーツにしました。(下の写真)
それを透明なガラス板の上に並べ、緑の柄を付けて...
なんと、カケラがリアルな唐辛子になりました!
唐辛子以外ありえないくらいリアルです。
ただのカケラなのに...(失礼)
そして、バランスを見て線や点を描き加えて、
ガラス絵の完成です。

この作品、制作工程はとてもシンプルですし、
技術的に難しいところもありません。
やろうと思えば誰でも作れる作品です。
でも、やった人は一人もいませんでした。
カケラをよく見て、
そこに唐辛子を見出したところがスゴイですねー
作者の感覚が形になった、素敵な作品です。

この作品、第4回パウダーフュージング教室展(2017年11月19日~25日)に出展します。
(詳しくはこちら)
かわいいガラスの唐辛子を見に来てください♪
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