和モダンな四角皿(S.C.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2016/01/01 (金) 15:26 水吉郁子
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まず、ガラスの粉を平らに置き、
その上に約25センチ角の銀箔を置き、
さらに上からガラスの粉を被せて電気炉で焼成し、
銀箔のガラス板を作りました。

ガラス板を焼成する温度で銀箔を焼くと、
上品な金色に焼き上がります。
銀箔の上にもガラスを被せて、ガラスで包み込んでいるので、
銀が酸化して黒ずむこともなく、
この輝きはずっと変わりません。
金をこんなに贅沢に使って...という声を聞くこともありますが、
金じゃなくて銀なんです。

S.C.さんは焼き上がった銀箔の板をじっと眺め、
赤と茶色のガラス板を作り
四角くカットして四隅に焼き付けました。
低温で焼き付けて、四角い色板の厚みがそのまま残るようにしてあります。
中央部分の窪んでいるところと、
四隅で盛り上がった四角い色ガラスとの対比が
デザインを強調してシャープな作品になりました。

昨年末に出来上がったこの作品を見て、
お正月におせちを盛って楽しみたいと言っていたS.C.さん、
今頃、このお皿を使っているかなぁ~♪

--- 2016年1月2日追記 ---
クリスマス以来大活躍です!
S.C.さんが写真を送ってくれました。
私は和モダンと思った作品だったのですが、
クリスマスにもピッタリですね。
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