光の反射を楽しむオブジェ(M.S.さんの作品)
まず、ピンクとグリーンと白のガラス粉を棚板に適当に置き、
焼成して、3色が入り混じったガラス板を作りました。
そのガラス板を1センチ幅にカットして、
きし麺のような棒を何本も作りました。
それを5センチ間隔で格子状にして棚板に置き、
再び焼成してガラスの格子にしました。
その格子を、予め作っておいた白いガラス板の上に配置し、
余白の部分には、粒の大きなザラメ状のガラス粉を置いて、
今度は低めの温度で焼き付けました。
それを、U字型の型で成型してオブジェの完成です。
白いガラス板全体に走る斜めに格子が
その先の広がりを連想させて、のびのびとした感じを受けます。
低めの温度で焼き付けたので、ザラメ状のガラス粉の粒々が残り、
それが光を乱反射して、右から左に光の粒が飛んでいるようにも見えます。
色を抑えた配色によって光の反射が浮き立ち、
動きのある作品になりました。