余った粉がモンドリアンに変身!?(N.M.さんの作品)

カテゴリー: 
ガラス教室の作品紹介  2017/02/20 (月) 19:25 水吉郁子
IMG_8073_m.JPG
作品を創るとき、丁度都合よく材料を使い切ることはなく、
大概、少し余ってしまいます。
捨てるのはもったいないので、取っておくのですが、
ガラスは粉の状態だと白っぽくて本当の色が分かりにくく、
取っておくと、何色なのか分からなくなってしまって、
どんどん使う機会が遠のいてしまいます。

N.M.さんは、そんなガラス粉を
とりあえず焼いて、色が分かるようにしようと思い、
手持ちのいろいろな色の粉を
隙間なく、四角く棚板に置いて焼き、
1枚のガラス板にしました。

これが、焼いてみたら結構綺麗で、
いろんな色が水平と垂直で色分けされ、
まるでモンドリアンを連想させるような板ガラスになりました。

最初、バラバラにカットして
パーツとして使うつもりだったのですが、
切り刻むのが惜しいくらいに綺麗なので、
そのまま丸くカットして黒と白のパーツを加え、
全体を構成してお皿にしました。

N.M.さんは、いつも絵画的な絵を描いたり
動物をモチーフにした作品が多く、
幾何模様のシャープな器は新鮮です。

最後、仕上がりの直前に、
3枚の葉っぱのようなガラス片を端っこに置いたのですが、
それで、かわいさと具象的な要素が加わり、
N.M.さんらしさが出たように思います。

コメント

2017/02/21 (火) 22:27, やまねこ

ちょっとはみ出た葉っぱがアクセントになって素敵 配色がいいかんじですね

2017/02/22 (水) 23:57, 水吉郁子

コメントありがとうございます。
作者のN.M.さんからの返信をお送りしますね。
------
なかなか思うようなものが作れず四苦八苦しているなかで思いがけずうまれた作品です。
葉っぱのでっぱりを気に入って愛用しているので、コメントをいただけてうれしいです。