今回も「つなぎ成形技法」の話題です。

教室でこの方法を説明すると、
I.N.さんは
「それじゃ、モンステラの葉っぱを作ります」
と言って、作り始めました。

まず、緑系のガラスの粉を何種類か使って、
緑のガラス板を作ります。
そこにモンステラの葉っぱの絵を描いて
ガラスカッターで無理なく切れる箇所を探して、
バラバラに切断します。
それを棚板の上に元の形に並べて
電気炉で加熱して溶着させます。

溶着させたところで裏返して撮影したのが下の写真です。
よく見ると、葉っぱの中に白い跡が見えますが、
そこが切断した場所です。
この白い跡は、
ガラスが棚板とくっつくのを防ぐ離型剤で、
水洗いすれば落ちて跡は消え、
継ぎ目は分からなくなります。

溶着させるときに、熱で縁周りが溶けて、
柔らかい自然なラインができ、
葉っぱの瑞々しさまで表現できました。

I.N.さんは、このモンステラをパーツとして使って、
作品を作るそうです。
どんな作品ができるのか楽しみです♪