サボテンの変形四角皿(ガラス教室のA.S.さんの作品)

A.S.さんは独特の色使いが魅力の作品を作っています。
今回は透明色と不透明色を組み合わせて
サボテンを主役にした
メキシコ模様のお皿を作ることにしました。
まず、主役のサボテンのパーツです。
主役ですから、くっきり見せたかったので
ペーストを使った盛り塗り技法で板を作ります。
紫、黄色、淡いグリーンのガラス粉から3色のペーストを作り、
それをプラスチックシートに塗り拡げます。
3色を組み合わせて不定形の模様に塗る感じです。
それを乾燥させて、剥がして、焼きます。
すると、3色の不透明なガラス板ができます。
ペーストで板を作ると板は不透明になります。
それをサボテンの形にカットします。
サボテンの周囲にある小さな四角も同じように、
粉からペーストを作り、シートに塗り拡げて、
乾燥させて、剥がして、焼いて、カットします。
次に、サボテンの上下左右に配置したオレンジとブルーの丸です。
こちらは、透明色にしたかったので、
ペーストにしないで、
粉をそのまま棚板の上に平らに置いて焼きます。
粉そのままだと透明色の板ができます。
それをカットします。
そして、丸の中心部分に小さなカケラを重ねます。
パーツができたら、棚板に配置して、
上から透明なガラス粉をかぶせて、焼いて、
スランピング技法で成型して完成です。
デザイン、配置が可愛い〜♪
不透明色と透明色の対比が良いですね。
不透明色は光を通さないので、
背後の色の影響を受けにくく、
目に鮮やかにハッキリと見える傾向があります。
一方、透明色は透け感があって、
ガラスらしい雰囲気を盛り上げています。
この組み合わせがいい感じです。

