キンモクセイとチューリップの楕円皿(H.K.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2018/04/23 (月) 08:52 水吉郁子
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H.K.さんは自然物をモチーフに、
いつも色鉛筆で下絵を描いてきます。
今回はキンモクセイとチューリップ絵を元に
楕円皿を作りました。

パウダーフュージング技法には、
いろいろな表現方法がありますが、
「削るのが好き♪」というH.K.さんは
ガラス板を削って
下絵のイメージそのままにパーツを作ることにしました。

まず、ガラス板を作り、
それを葉っぱやチューリップの形に削ります。
「十」形のキンモクセイの花は
削って作るのは難しいので、
ガラス板を棒状にカットして重ね、
「十」の形を作りました。

そして、作ったパーツを白いガラス板の上に配置し、
縁回りに黄色いガラス粉を置いて焼成して、
スランピング技法で成型してお皿の完成です。

ガラス板を削って作ったパーツ
一つ一つに存在感があります。
ガラス板を削る作業は手間がかかりますが、
その手間が存在感に結びついたのだと思います。
ガラス粉で描くような細かな表現ではありませんが、
ほのぼのとしつつ、元気が出てくるような作品で、
H.K.さんのキャラクターが表れている気がします。