カケラで作った初めての作品(T.M.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2016/02/11 (木) 14:38 水吉郁子
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ガラスは粉の状態だと白っぽい感じに見えてしまい、
焼成したときの本当の色が分かりません。
そこで、初めて作品を作るT.M.さんは、
すでに焼成して色がはっきり分かる
ガラス板のカケラを使って作品を作ることにしました。

でも、一口にカケラで作るといっても、
いろいろな使い方があり、出来上がりの表情もいろいろなので、
T.M.さんはカケラの使い方を変えて
いくつも小皿を作ってみることにしました。

まず、寒色のカケラを均等に散らして置き、
その上に透明なガラス粉を被せて四角い小皿を作りました。(上の写真の左側)
暖色のカケラでも同じように小皿を作ってみました。(右側)
2枚ともカケラを均等に散らした作品ですが、
暖色と寒色で色の使い方を変えているので、
その見え方の変化が楽しい作品になりました。

続いて、カケラをドーナツ状に置き、
その中に少しカケラを散らして、
透明のガラスの粉をかけてガラス板を作りました。
そして、ドーナツ状に置いたカケラの形を生かして
縁周りをカットして小皿に仕上げました。
カットした形がちょっと楽しげな感じです。(2枚目の写真)
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次はカケラをカットして作ったエビ柄の小皿です。(3枚目の写真)
縁周りを波の形にカットしてあり、
その形が水の中にいるエビを連想させ、
全体に統一感のある作品になりました。

この四つの作品、なんとすべて平行して作り上げました。
どれもカケラを配置して上から透明のガラスの粉をかけて小皿にするという
同じ制作工程を踏んでいますが、
その同じ工程でどんなバリエーションがあるのか、
どこまで表現できるのか、
思考と試みを重ねているのが分かります。
新鮮な緊張感と探求心が感じられる素敵な初作品です。
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制作途中の写真もあります。(下の写真)
これを見ると細かい作業を丁寧にやっていることが分かります。
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