再生した楕円ボウル(ガラス教室のI.Y.さんの作品)
I.Y.さんのお母様はI.Y.さんが7年前に作った
貝殻のような形のボウル(右の写真)がお気に入りで、
それで毎朝ヨーグルトを食べるのが日課でした。
ところが、先日、うっかり割ってしまいました!
長年愛用したボウルで愛着があったので
捨てずにカケラを使って
違う形の器に再生することにしました。
まず、カケラを棚板に置いて加熱して平らにします。
その平らなカケラを楕円の形になるように並べ、
上から透明の粉を被せて焼き、
一枚の板ガラスにします。
その後、サギング技法で成型して完成です。
以前の貝殻型の器には独特の面白さがありましたが
今回はきっちり整った美しい形にしました。
形は違いますが、生地の風合いがそのまま残っていて
愛用した思い出がそこにあります。
器の形の完成度も上がって、7年間の進化も伺えます。
その変化も嬉し楽しの作品になりました。