著作権が云々、という話もありますけど、
素敵な絵や写真などを見つけたとき、
それと同じように作ってみたいと
率直に思うことありますよね？
今回はそういう作品です。
「先日とても素敵な葉書を見つけたので
その絵柄をお皿にしたい」
というところから制作が始まりました。

まず、乳白色のガラス板を作って、
そこに葉書の絵柄を描いていきます。
盛り塗り技法で粒を描き
絞り出し技法で線を描きます。
それを焼き付けて、
スランピング技法で成型して完成です。

シンプルな絵柄ですが
実と枝の色の組み合わせが美しいです。
よく見ると、
濃紫の実を付けた枝の部分が
濃い青と薄めの青で
濃淡を付けて描いてあるのが分かります。
写真だと分からないかしら？
濃淡をつけたことで
変化と味わいが出ました。
こういう細かい心使いが大事です。

葉書を見て美しいと思った気持ちと
その感動を形にしたいという思いが
作品に表れてます。