小花の長皿(I.M.さんの作品)
「小花柄の作品が作りたいんです」
と言って、数年前にパウダーフュージングを始めたI.M.さん。
たくさんの小花柄の作品を作ってきました。
作品全体に小花を敷き詰めるように描いて
作品の存在感を出そうとしたり、
小花を描いて、一度焼成し、
その上に重ねて描いて奥行き感を出そうとしたり、
いろいろな工夫を重ねてきました。
そうした工夫の上に今回の作品があります。
ピンク系のカケラを使ってベースのガラス板を作り、
その上に色の組み合わせを吟味しながら、
小花模様を描きました。
実際にやってみると思い通りにならないことがあります。
そういうところは、何度も消して描き直したそうです。
それから、小花で埋め尽くすのではなく、
密集したところと、そうでないところを作り、
単調になることを避けています。
そうすることで、
小花の少ないところから地のガラスが見えて
奥行き感も出ました。
同じテーマで繰り返し、作り、考え、そしてまた、作り、考える。
その結果が作品を通してこちらに伝わってきます。
ブルー系の作品も作りました。(下の写真)
この作品、南浦和のギャラリー美沙和で8月25日から開催する
パウダーフュージング7人展に出展します。
この他にも力作が沢山並びますから、
皆さん見に来てくださーい