作り手の個性が宿るタテジマキンチャクダイ(T.M.さんの作品)
お皿であれば、簡単なものなら
初めての人でも、失敗なく、すぐに作れますが、
魚のランプはそうは行きません。
10個以上の工程が必要ですし、
中には熟練が必要な工程もあります。
とにかく、作るのが大変なのですが、
T.M.さんは根気よく1年かけて全工程を終え、
魚を完成させました。
ダイビングを趣味にする作者の念願達成です。
出来上がった作品は写実的なのに、
不思議と作者のT.M.さんに似ています。
紺の縞の間からのぞく
パステルカラーのかわいい色合いとキュートな顔が
おしゃれな作者のイメージそのままです♪
私も魚のランプを作っており、
それを展示会に出展したとき、
「この魚あなたにそっくり」なんて言われたことがあります。
自分ではそう思わなかったのですが、
この作品を見て、似てるという意味が分かりました。(笑)
T.M.さんも作品の出来に大満足!
自宅でニヤニヤしながら眺めていますとのことで、
写真を送ってくれました。
何故下を向いているの?と聞くと
食べ物をついばんでいるところだそうです。
さすが、海の中で本物の魚を見ている人は違います。
だから、作品が活き活きしているんですね。