つぶつぶがいっぱいのお皿(M.H.さんの作品)
まず眼に入ってくるつぶつぶですが、
これは一度出来上がった作品を砕いて細かくし、
それを焼いてつぶつぶにしたものです。
いろいろな色が入ってますが、一つの作品からつぶつぶを作っているので
色のバランスが取れていて色合いも微妙で面白い!
出来上がった作品を壊してそれを材料にするなんて、他の技法ではあり得ませんけど、
パウダーフュージングでは珍しくありません。
折角作ったんだけどいまいち気に入らない、他の形が欲しくなったなど理由はいろいろですが
壊して作り直すと色が複雑になるなど、予想以上に面白くなることがよくあります。
自由な技法ですから、アイデア次第でいろいろなことができます。
教室に来る生徒さんの中には、電車の移動などでちょっと時間ができると
ああしたらこうしたらと、工程や手順のアイデアを考えるようになり、それが楽しい♪
と嬉しいことを言ってくれたりします!
この作品もそうしたアイデアが形になっていますね。
思いっきりたくさん並べた、ある意味ちょっと気持ち悪いくらいのつぶつぶと、
中心のさっぱりした透明部分との対比が効果的でインパクトがありますが、
こういうのって実際にやってみないとわからなかったりします。
やってみることの面白さが感じられますね~。