普段使いのお皿を作ってみました(Y.S.さんの作品)
Y.S.さんは、食器棚の中のお皿を少しづつ自作の器に変えて行きたいそうです。
そして、第一作として取り皿と豆皿を作りました。
物作りが好きな人は、作ることそのものが好きなので、
細かい細工をしたり、絵を描き込んだり、
手の込んだ作品を作りたくなってしまいます。
お皿を作るときも、何を盛るかということより
お皿そのものの出来栄えに気が向いてしまいがちです。
そうやって丹精込めて作ったお皿にどんな料理を盛ろうか
考えるのも楽しみの一つですが、
それを日常にするのは少し大変です。
普段使いするなら、
どんな料理でも盛れるお皿の方が使いやすいでしょうし、
そう考えると作品の創り方も変わってきます。
どんな料理にも合うという点から考えると、
模様のない白いお皿が簡単なのかもしれませんが
それではつまりません。
使いやすく、デザインも美しい! というのは結構難しく、
お皿を作ることの奥深さを感じます。
今回はそんなお皿作りの初作品です。
色を整理して、白いパーツの上に流れるように描いた線が
爽やかな作品になりました。
そこに丸いドットを加えたことでアクセントがつき、
可愛さも感じさせます。
シンプルでありながら、デザインに対する作者の気持ちが伝わってきます。
私もガラスを始めたときから器を作ってきましたが、
シンプルで、なおかつ、イケてるデザインというのは長年の課題です。
これからのY.S.さんの展開が楽しみです♪