パステルグレイッシュが魅力の猫の大皿(ガラス教室のN.M.さんの作品)


猫も好きだそうで、猫の作品も度々作っています。
柴犬のオブジェの色合いが良かったので
同じ雰囲気で
淡く渋い色合いで猫の作品を作ることにしました。
まず、ベースの板を作るためのガラス粉を選びます。
海老茶、スモークグリーン、くすんだ青、
という濃いめの色を使うことにしました。
その原色のガラス粉を乳白のガラス粉で40〜100倍位に希釈して
棚板に置いて、焼成します。
原色はしっかりした色でしたが、
乳白色で薄めることで
渋くて淡く柔らかな色合いのガラス板ができました。
次は猫のパーツです。
ペースト状にしたガラス粉を
プラスチックシートに薄く塗り拡げ、
乾燥させて、剥がして、焼きます。
できたシート状の薄いガラス板を
グラスカッターでカットして
ルーターで縁を削って形を作ります。
これで猫の顔のパーツができました。
そして、
ベースの板の上に猫のパーツを配置し、
上から透明のガラス粉をかぶせて、焼いて、
スランピング技法で成型して完成です。
きっちり作った猫のパーツがシャープで美しい!
あえて目鼻を書かず
シルエットの仕上がりにしたことで
渋めの色合いとマッチして
大人可愛い大皿になりました。
パステルグレイッシュでまとめた
統一感のある色が何とも美しい。