光に重なるクジラのプレート(ガラス教室のY.K.さんの作品)
Y.K.さんは海とダイビングが好きで、
クジラをモチーフにプレートを
盛り塗り技法で作ることにしました。
制作工程に沿って説明しましょう。
まず、背景の円のパーツです。
プラスチックのシートに
白いガラス粉で円を描いて乾燥させ、
そこにグラデーションで色を配置して、
焼きます。
次は、クジラのパーツです。
筆を使ってガラス粉でシートに描いて、
乾燥させて、焼きます。
焼き上がったパーツを重ねて置き、(下の写真)
上から透明のガラス粉をかぶせて、焼きます。
これで丸の周囲が透明な板ができました。
次、棚板に板と同じ形に透明色の青いガラス粉を置き、
上に板を乗せて、もう一度焼きます。
これで板の下に青い色の層ができ、
丸の周辺の透明部分が青く色づきました。
完成です。
盛り塗り技法で作ったパーツは不透明な仕上がりになり、
光を通さないので、
背景の丸の上にクジラを重ねると影ができます。
背景とクジラは色は似てますが
影ができることでクジラの存在感がでました。
海とクジラのナチュラルな見え方が素敵です。
縁周りは透明色にして
海の透明感を感じられるようにしました。
海から光に向かって昇って行く
クジラのイメージが広がります。