A.K.さんは以前からステンドグラスでガラスに親しんでいました。
絵を描くのが好きで
ガラスで絵を描けるパウダーフュージングに興味を持ち、
今年から教室に通い始めました。

最初、何を作ろうか迷う人が多いのですが、
A.K.さんは絵を描きたい！という気持ちが明確だったので、
迷いはなく、
家族で可愛がっている
愛猫をモチーフにした壁掛けを
作ることにしました。

制作工程はベースのガラス板を作ることから始まります。
棚板に愛猫の下絵を描き、
それに合わせて
猫の顔の部分に白い粉、
胴体の部分には緑の粉、
背景には黄色の粉を置きます。
それを焼いてベースのガラス板になります。

そこに目、鼻、手などを絞り出し技法で描き加え、
上から透明のガラス粉を被せて焼いて
「しろちゃん」のガラス絵の完成です。

それを自宅に持ち帰って
ステンドグラス技法で全体をまとめます。
縁周りの部分に、
ガラス絵の形を整えるために切り落としたカケラを
追加して完成です。

切り落としたカケラも綺麗で捨てられずに
縁周りに使ったそうです。
初めてのパウダーフュージングで感じる
新鮮な気持ちが表れています。

同様の方法で「ハチちゃん」も作りました。
ハチちゃんという名前は
眉毛周辺の毛が八の字になっているところ命名したそうです。


どこかで見たキャラクターの絵柄ではなく、
作者の感性で描いたオリジナルな絵がとても素敵です！
生き生きとした魅力を感じます。

似た絵柄のガラス絵を何枚か作ったので、
そちらは壁掛けではなく、お皿に仕上げてみました。


愛犬のお皿も作りました。
こちらは盛り塗り技法です。