花香るピンクの四角皿(ガラス教室のI.K.さんの作品)
パウダーフュージングには絵を描く方法として
線を描く絞り出し技法と
面を描く盛り塗り技法の二つがあります。
両方ともガラス粉から作ったペーストで描くのですが、
ペーストの作り方が違いますし、
描くときの手順も違います。
そのため、どの部分をどの方法で描くのか
事前にしっかりと決めて
計画的に作業を進める必要があります。
面と線の使い方で作品の見え方が変わりますから
十分時間を掛けて考えます。
それは楽しい時間でもあります。
この作品は、その辺をよく考えて
作ったことが分かります。
花と花びらを面で描くことで
存在感を出し、
そこから広がる雫を線で描くことで
繊細さも感じられます。
ベース板と絵柄の色のバランスも綺麗です。
作り手の意思やイメージ伝わってきますね。
面白いなぁ。