今年も暑い夏の季節になってきました。
ここ数年、暑すぎる夏にうんざりしてしまいますが、
海に出掛けて
海面の反射する光の煌めきを浴びながら
何も考えずゆらゆらと浮かぶ解放感は
夏の暑さを忘れさせてくれます。
そんなイメージをお皿にしてみました。
制作工程はこんな感じです。
不透明色の白い板と透明色の青い板を作り、
それを合わせて加熱融着し、
青い面を上にして
絞り出し技法で海に遊ぶ人を描き
上から透明のガラス粉を被せてもう一度焼きます。
そして、表面に石膏で凸凹をつけ、
スランピング技法で成型して完成です。
ガラスそのものに模様はないのですが、
石膏で表面に付けた凸凹に光が屈折して
波模様が浮かび上がります。
見る角度を変えると波模様の見え方が変わり、
ゆらゆらと揺れる波のイメージが広がります。
海で遊ぶ人の解放感が伝わると嬉しいなぁ。
そして、使ってみると実用的にも面白い点がありました。
この作品は表面が凸凹してるので
湿気が溜まりにくく、トーストやバケットが
最後までサクッと食べられます。
ちょっと嬉しい♪
表面が平らなお皿にはない面白さです。
この作品、下記の展示会に出品します。
不思議な波模様を直にみて欲しいなぁ。
・横浜画廊「燦々会展」
2024年6月28日(金)~7月7日(日)
こちらに案内があります。
・FEI ART MUSEUM YOKOHAMA「Summer Pulse(ナツノコドウ)」
2024年6月29日(土)〜7月13日(土)
こちらに案内があります。