友人の「ネコの香立てを作って欲しい」という言葉がきっかけで、
Y.K.さんは香立てを作ることにしました。

作るのは
お香を立てるための穴の空いたパーツと
その下に敷く受け皿の二つです。
受け皿の方は、小皿の一種ですから
小皿を作る方法をそのまま使えます。
でも、お香を立てるパーツは
平面的なお皿と違って、
いろいろな作り方があります。

一番シンプルなのは
ガラス板を重ねて立体にして、
そこに穴を空ける方法です。
でも、ちょっと、面白みがありません。

そこで、盛り塗り技法で作ってみることにしました。
ただ、普通に盛り塗り技法で作ると
厚みは出ますけど
お香を立てる程ではないので
もっと立体的な形にしないといけません。

さあ、どうしましょう。
考えた結果、
塗り重ねる回数を増やして
厚みを増すことにしました。
そして、3回繰り返して塗り重ね、
粘土で作ったような
まぁるい形にしてみました。（下の写真）
こんな形もできるんですねー。
プルっと丸くて可愛い！
このままブローチにしても可愛いと
教室で盛り上がりました。

肉球の受け皿にもピッタリ合ってますね。

この作品、宮城県松島にある
藤田喬平ガラス美術館のミュージアムショップで
販売しているそうです。