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樹木に集う動物たちのオブジェ(S.T.さんの作品)
最近教室で流行のつなぎ成形技法と
モザイク技法を組み合わせて
U字形のオブジェを作りました。
樹木にいろいろな動物がいるデザインです。
まず、ベースとなるU字形にカーブを描くガラス板からです。
この部分は、
ガラス板を細かく切り、それを並べて作る
モザイク技法で作りました。
グリーン系のガラス粉で着色して作ったガラス板と
着色していない乳白色のガラス板を細い短冊状に切り、
断面を見せるように並べて焼成してあります。
グリーン系で着色したガラス板の断面が作る
細いラインが魅力のベースになりました。
次は木の部分です。
入り組んだ木の形を削って作るのはとっても大変なので、
つなぎ成形技法で作ることにしました。
白いガラス板に木の絵を描きグラスカッターで
無理なくきれるところでカットし
つなぎ合わせて焼きます。
熱でガラスが溶け、表面張力でできた
丸みを帯びた自然な木のアウトラインが
心地よい形になってます。
まるで、木が深呼吸して
枝を伸ばしたように見えますねー♪
そして、木に集う動物たち。
ゾウ、ワニ、猫、手長猿などなど
小さなパーツが沢山ありますが、
これも、つなぎ成形技法で作りました。
そして、パーツをベースの上に配置して焼き付け
最後にU字形に曲げてオブジェの完成です。
絵本の中のような絵柄に、柔らかな光が透過する
魅力的な作品になりました。
つなぎ成形技法の使い方も進化しています。
正面から見るだけだと分かりにくいのですが、
いろいろな角度から見ると、
カワイイ動物たちが見えます。