大好きなシアンブルーで
ストライプ模様のお皿を作ることにしました。

まず、棚板に透明のガラス粉を平らに置きます。

次に、青系のガラス粉を何色か選びます。
シアンブルーが好きとは言っても、
それ一色だと変化がないので、
シアンブルーを中心に、それに近い色を何色か選びます。

そのガラス粉を最初の透明な粉の上に
薄く層になるように振りかけ、
電気炉で加熱焼成すると、
青いガラス板ができます。

このガラス板は全部が青いわけでなく、
表面に青い色の薄い層が乗っているだけなので、
上から見れば青い板ですけど、
断面を見ると、
表面に振りかけた青い粉の薄い層が
細い線になって見えます。
この見え方の違いが面白いので、
それを生かしてみました。

ガラス板を短冊状にカットして並べて
ストライプ模様を作るときに、
表面の青い層が上になるように置いたり、
断面を見せて置いたりすることで、
ストライプ模様に変化が出ます。

こうして、ストライプ模様を作ったら、
その上に透明なガラス粉を被せて、
再度、電気炉で加熱焼成すると
ストライプ模様のガラス板になります。

その後、スランピング技法でお皿に成型して完成です。

シンプルなデザインなのに
夏の風や光を感じさせる作品になりました。

この作品2018年8月25日～9月5日に開催する
「パウダーフュージング展」に出展します。 （詳しくはこちら）

このお皿の他にも、楕円皿や小皿など、
同じデザインで作った作品をシリーズで展示する予定です。
夏の風を感じる爽やか作品群を是非手にとってご覧ください。