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細胞? それとも宇宙?(Y.K.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2018/04/16 (月) 20:46 水吉郁子
IMG_1508_m.JPG
長く作品を作っていると、
余ったガラスの粉が溜まってきます。
粉の状態だと白っぽく見えるので、
何となく青かなー、赤かなー、
という感じの粉が手元に溜まっていく訳です。
よく分からないのですが、捨てるのはのは勿体ないので、
適当に混ぜてガラス板を作ることにしました。

適当に指先でくるくる回して混ぜたり、
刷毛でこちょこちょこ撫で回してみたり、
どんな色になるかは、焼いてみてのお楽しみ。

そして、焼成したガラス板を見て、
半分だけ、白いガラス粉を薄く被せて
そこにスクラッチ技法で絵を描いてみました。
綿棒や爪楊枝で引っ掻いて絵を描く方法です。

Y.K.さんは、これまで
引っ掻く効果が出るように
ガラス粉を厚めに被せていたのですが、
今回は、あえて薄くしました。
すると、綿棒などで太い線や面を描くと
引っ掻いた部分の縁にガラス粉が貯まって
そこの白が濃くなり、線に表情が出てきました♪
面白いですねー。

ベースのガラス板が透けてみえるので
透明感や奥行きも感じられ、
宇宙のような、細胞のような、
不思議な世界感のある作品になりました。
素敵です。

余談ですが、Y.K.さんは
教室の前日にテレビで人体の脂肪細胞のイメージ映像を見て、
それに影響を受けたと言ってました。
手前にある四角っぽいのや、
丸っぽいのは脂肪細胞らしいです(笑)

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