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ぐい呑みの切れ端で作った楕円皿(U.A.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2018/03/27 (火) 11:13 水吉郁子
IMG_1449_m.JPG
先日、U.A.さんのぐい吞みを紹介しましたが、
今日は、そのぐい呑みの切れ端を利用した楕円皿を紹介します。

その前に、ぐい呑みの成型方法を簡単に。
ぐい呑みのような、深さのある形を作るときは、
丸い板の中央部分に穴を空けた型の上にガラス板を置き、
電気炉で加熱することでガラス板が溶け、
穴の部分で下に落ち込む性質を利用して成型します。
それがサギング技法です。
この方法で成型すると、
つばが付いた帽子のような形になるので、
つばの部分を切り落としてぐい呑みにします。

上の楕円皿は、その切り落としたカケラを使っています。
上の写真の右上の部分です。
切り落とした端っ切れですが、
粉を置いて、爪楊枝で引っ掻いて、
さらに、もう一度別の色粉を被せて、
幾重もの工程を経ているので、
趣があり、存在感もあります。
作者自身が、
ぐい呑みよりも、このカケラの方が好き!
なんて言うくらいです。

カケラ自体が面白いので、
並べるだけで見応えがあります。

並べたカケラの反対側、左下には、
カケラと似た模様を付けました。
でも、全く同じではなく、
マリンブルーの上に紺色を重ねて、
色合いに深みを出しています。
光を通すガラス特有の色合いで
見ていると吸い込まれそうな気分になりますね。

切れ端のカケラを使っていますけれど、
立派な作品になっています。

下の写真は一緒に作った楕円皿です。
カケラ違い、色違いですが、
左下の部分で、爪楊枝で引っ掻くスクラッチ法を使い、
その上に色を重ねるやり方は一緒です。
やはり、色を重ねると深みが出ますねー。
IMG_1407_m.JPG

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