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見る角度で見え方が違う器(N.Y.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2017/03/12 (日) 14:04 水吉郁子
IMG_7530_m.JPG
パウダーフュージングの可能性を知りたいというN.Y.さん。
「何でも試してみたいです」と言って
私の知っていることはもちろん、
私が試したことも無いようなことにも果敢に挑戦して(笑)
失敗を恐れず、作品を制作しています。
今回は透明のガラス板だけで作品を作ってみることにしました。

まず、透明なガラス板を2枚作り、
その内の一枚を直線的な形にランダムにカットして、パーツにします。
そのパーツをもう一枚の上に配置して、
パーツの形が残るように、低温で焼き付けます。
そして、楕円形にカットし、
パーツを焼き付けた凸凹の面を下にして、
スランピング型に乗せ、加熱成型して、お皿の出来上がりです。

光の当たり方で出っ張ったパーツの見え方が変わります。
立ち位置を変え、見る角度を変えても、見え方が変化します。
皆でこの作品を囲んで見ながら、
「ここの反射が綺麗!」と言っても
反対側から見ている人は見え方が違うので、
何処が綺麗なのか分からない、という具合です。
本当に面白い!

お皿の表面はフラットで、食器としても使いやすく、
ガラスならでは楽しさと実用性を兼ね備えた作品です。

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