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異なる方法で作った二つのドット模様の皿(H.Y.さんの作品)
ドット模様の器の写真を持参して、
こんなお皿が欲しいと言って作ったH.Y.さんの初作品です。
パウダーフュージングにはいろいろな表現方法があります。
同じドット模様でも、
どの方法で作るかによって作品の趣は変わってきます。
そこで同じデザインで、方法を変えてお皿を作ることにしました。
一つが上の写真の作品です。
棚板に丸くくり貫いた型を置いて、
そこに色ガラスの粉を振りかけてドット模様を作って、
その上から白いガラスの粉をかけ、
それを焼成したガラス板からお皿を作りました。
白いガラスの粉を通してドット模様が見えるので、
柔らかいパステル調のお皿になりました。
もう一つは、粉ガラスから作った白いガラス板の上に
カケラを加熱して丸くしたツブを置いて、
その上から透明のガラスをかけて作った板をお皿にしたものです。(2番目の写真)
こちらはドット模様の粒が浮き出たように見えます。
写真では違いが分かりにくいのですが、
現物を見てみると、作り方の違いで仕上がりが違うことが分かります。
どちらもかわいいです!!
イメージを形にするとき、
どの方法がいいか考えることはとても大事なことです。
教室では、作りたいものを聞いて、
私が方法を提案することが多いのですが、
言葉では伝えきれないところもありますし、
ガラスの風合いなどはモノを見てみないと分かりません。
ですから、実際に作ってみて比べてみるのが一番です。
そうすることで、作り方によって仕上がりが違う、
ということを体感できます。
そういう意味で、とても興味深いペアの小皿です。