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揺れる水面の中皿(ガラス教室のH.M.さんの作品)
今日紹介するのはH.M.さんの作品です。
ゆらゆらと揺れる水面をデザイン化しました。
制作工程はパーツ作りから始まります。
コバルトブルー、スカイブルー、シアンブルーの
ガラス粉をペースト状にして
プラスチックシートに薄く広げます。
それを乾燥して、剥がすと
3色の薄い板状のシートが出来ます。
この薄いシートはまだ焼いていないので
指で楽に折ることができます。
それをランダムな形にポキポキと折って、焼きます。
これで薄い波のパーツがたくさんできます。
焼き上がったパーツを下絵を目安に
等間隔に置いていきます。
そして上から透明のガラス粉をかぶせて焼き、
スランピング技法で成型して完成です。
縁まわりを埋めた不定形なパーツの
デザイン化されたグラデーションが美しい。
青い色のインパクトと共に
緩やかに揺れる波のイメージが広がります。
H.M.さんは、出来上がった作品を見て
「透明の部分を淡い青にしても良かったなぁ。」と一言。
確かに、より海感、水感が増しますね。
ものづくりは実際に形にしてみないと分からないことがあります。
そして、作ってみると
次のアイデアやイメージが浮かんできます。
だからものづくりはやめられないんだなぁ。