風に揺れる綿帽子の楕円皿(ガラス教室のS.M.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2022/09/30 (金) 14:49 水吉郁子
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今日紹介するのは、
他の人の失敗作をリメイクした作品です。

最初、教室のN.Y.さんが
ピンク色の薄いガラス板を作ってカットしようとしました。
でも、薄い板は割れやすいのでカットするのが難しく、
失敗して割れてしまいました。
N.Y.さんが作ろうとしていた作品では、
割れた板は使えないので作り直すことにして、
割れた板をカケラ箱に捨てました。

その捨てられたピンクのガラス板を見て、
S.M.さんはインスピレーションが湧き、
この作品を作ることにしました。
穏やかな波型に割れた形が綺麗だったので
その形を生かしたデザインです。

割れたところを1センチほど離して
ピンクのガラス板を棚板の上に置き
それを繋ぐように細いカケラを中央に置きます。
そして、余ったピンクのカケラを両端に散らし、
上から透明のガラス粉をかぶせて焼きます。
そこに綿帽子と蝶々を描き加えて焼き、
スランピングで成型して完成です。

中央の流れるような形の透明が印象的で、
風の流れを表してるように見えます。
その風に乗って綿帽子が揺れながら
飛んでいく景色のイメージが広がって
ちょっと幸せを感じてしまいます~♪

また、綿帽子を表現した点々の大きさを変えたことで
綿帽子が立体的に見えて、
淡い色の中でも存在感を感じます。

捨てられたガラス板が
素敵な作品に生まれ変わりました。