銀色を生かした四角皿(M.M.さんの作品)
色味をおさえたモノトーンが好きなM.M.さん。
銀色が主役のお皿を作りたいと作品を作りを始めました。
まず、銀色ですが
ガラスの粉に、そんな色はありません。
銀色というと、普通、銀箔が浮かびますけど、
銀箔をガラスに入れて電気炉で加熱すると
ホワイトゴールドのような、淡い黄色になります。
それはそれで、とても綺麗なのですが、
M.M.さんが欲しい色ではありません。
そこで、プラチナ箔を使うことにしました。
プラチナ箔はとても薄いので、
そのままだとカットしたりできませんから、
まず、ガラスの粉でプラチナ箔を
挟み込んだガラス板を作りました。
その銀色のガラス板の半分はそのまま使い、
残り半分に、藍色のチェック柄の転写シートを焼き付けました。
プラチナ箔だけのガラス板の銀色は渋い感じに見えるのに、
藍色と合わせた方の銀色が鮮やかに見えます。
面白いですね。
できたガラス板をランダムな四角形にカットして
棚板に並べ、上から透明のガラス粉を被せて
電気炉で加熱焼成して四角いガラス板を作り、
最後、スランピング技法で成型して四角皿の完成です。
銀色に藍色を加えたことで、
落ち着きと華やかさの両方を感じる作品になりました♪
一緒に、小皿とぐい呑みも作ってみました。
M.M.さんから、こんな風に使ってます!
と写真が届きました。
トマトとバジルソースのパスタ。
美味しそー!