透明感が活きたペンダント(I.Y.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2015/05/30 (土) 11:18 水吉郁子
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電気炉で加熱して丸くなったカケラを花のように並べ、
そこに透明のガラス粉を被せて焼成し、
丸く成形してペンダントヘッドを作りました。
その丸いガラスの縁回りを削って溝を掘り、
そこに銀線を回して上部で束ねて環を作り、
チェーンを通してペンダントの完成です。

先日紹介したワイヤーワークで仕上げたアクセサリーはガラスが不定形で、
バランスが崩れたり、固定しにくい、という問題があるため、
カケラを包み込むように銀線を巻き付け、
銀線とガラスの両方を見せるデザインにしましたが、
こちらはガラスが丸く綺麗に成形してあり、そういった問題がないので、
縁に銀線を巻き、銀線を見せないデザインにしました。
そのため、正面から見たときにガラスだけが見え、
ガラス特有の透明感のある作品になりました。
全く反対の方法ですが、どちらもガラスの風合いが活きて素敵です。

透明のガラス部分を通して見える夏の装いにも涼しさが感じられます。
これからの季節にぴったり♪