花びら舞う四角皿(I.M.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2015/06/28 (日) 10:59 水吉郁子
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ピンクの濃淡をつけたガラス板を作り、
そこにパンチでくり貫いた銀箔の花びらを配置し、
上から透明なガラスの粉をかけて四角皿を作りました。

あれ? 銀箔の花びらの中に一つだけピンク色の花びらがあります。
実は、この部分に黒い点がついてしまい、
それを隠すために後からピンク色の花びらを追加したためです。

ガラスの塊を粉にするときに、
細かい金属粉や異物がどうしても入ってしまいます。
粉を作るときに細心の注意を払っているのですが、
人手の作業で異物を完全に防ぐことは難しく、
作家仲間でも取り除く方法がよく話題に上るくらいです。
結局、焼く前の粉の時によ~~~く見て取り除くか、
焼いた後に削って取り除くしか対策はありません。

作品を裏から見るとピンクの花びらの後ろに黒点があるのが分かります。(下の写真)
一つの小さな黒点ですが、
せっかくの繊細なデザインが台無しになったような気になります。(泣!)
先に説明したように黒点を削り取って焼き直すという方法がありますが
I.M.さんは黒点の上に花びら型に不透明のピンクの粉をかけて隠しました。
これで黒点が見えなくなりましたが、
それだけでなく、銀箔の花びらだけの時と比べて
作品がちょっと違って見えてきました。
ピンクの花びらが『私はここにいる』と主張しているように見えて
意志や主張を感じる作品になりました。

ちょっとしたことなのに面白い!!
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