目に鮮やかなドットの小皿(ガラス教室のK.N.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2023/08/27 (日) 07:19 水吉郁子
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K.N.さんの初めての作品です。
透明なガラスの中に
いろいろな色の粒を散りばめた器の写真を持ってきて
「こんな感じの器が作ってみたいんです。」
ということで、制作作業に入りました。

まず、いろんな色の粒を作るところから始めます。
カケラ箱から青系と赤系のガラス板を拾って
5ミリ~1センチ角位に四角くカットします。
元の板が数色混ざった板だったので、
一つ一つが微妙に色が違う四角が沢山できました。
それを電気炉で加熱すると
溶けて表面張力で丸まって丸い粒になります。
四角いパーツを何枚も重ねて焼くと、
溶けたときに自重で広がって大きな丸になります。

できた大小の丸を棚板に並べて
上から透明の粉をかぶせて加熱焼成し、
スランピング技法で成型して完成です。

工程はシンプルですが、
色使いが美しい作品になりました。

初めての制作作業は新鮮なことばかり。
ガラスカッターでガラスを切るのも
熱でガラスが溶けて丸くなるのも
何枚も重ねると大きな丸になるのも
すべてが新鮮で、
「楽しい」と呟きながらの作業でした。
その楽しさが作品に表れていますね。
目に鮮やかで、色が光って見えます。