猫が並ぶ四角皿(ガラス教室のY.R.さんの作品)
パウダーフュージング技法の基本的な工程は
ガラス粉を棚板に置き、それを焼成して、
ベースのガラス板を作るところから始まります。
このとき、焼成する前のガラス粉の状態だと
持ち運ぶことができません。
ガラスの粉はサラサラしているので、
動かすと崩れてしまうからです。
なので、自宅で粉を置いて
それを教室に持ってくることは不可能でした。
そこで、Y.R.さんは
プラスチックシートに盛り塗り技法で絵を描く方法で
ベースのガラス板を作ることにしました。
白いガラス粉をペースト状にして筆で四角く塗ります。
大きな白い四角を描いて、
それをお皿のベースにする、ということです。
そのベースの上に、猫をレリーフ状に塗り重ねます。
写真の白い部分が塗り重ねた部分です。
猫の顔を塗り重ねたところと
猫の周囲を塗り重ねたところがあります。
これを乾かした後、
シートから剥がして教室に持参しました。
色ガラスの粉を置いて、焼成して、
スランピング技法で成型して完成です。
これまで、シートに描いてパートを作る方法を
紹介してきましたが、
ベースのガラス板も同じ方法で作れます♪
これで自宅でできる作業がグッと増えました♪