割れたボウルを再生してお皿を作りました(H.K.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2018/09/15 (土) 09:58 水吉郁子
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H.K.さんは、数年前に作ったボウルがお気に入りで、
ずっと愛用していました。
右の写真に写っている青いボウルです。
でも、残念なことに亀裂が入って
使えなくなってしまいました。

割れた事はとても残念ですけど、
パウダーフュージングの場合は
割れたら終わりではありません。
割れたボウルを素材として使い、
次の作品を作ることができます。

まず、亀裂が入ったボウルを二つに切断して
一度電気炉で加熱します。
すると、湾曲したガラスが柔らかくなって、
平らなガラス板になります。
これで、葉っぱのような形の
2枚のガラス板ができました。
元の作品のブルーのストライプ模様がそのまま残った
素敵なガラス板です。

そのストライプ模様を活かし、
ガラス板を花の形に整え、
スランピング技法で成型して出来上がり。
ボウルがお皿に生まれ変わりました。

花の中心を流れる
ストライプ模様がかわいい♪