ミモザの小皿(H.N.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2019/08/28 (水) 14:56 水吉郁子
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今年3月から教室に通い始たH.N.さんの作品です。

淡いオレンジ色、黄色、白の3色を使って
優しい暖かさを感じるドット模様のガラス板を作り、
そこに絞り出し技法でミモザの絵を描き、
透明なガラス粉を被せて焼き付けます。
その上に、もう一度、白色で花を描き加え、
今度は低音で焼き付けます。
最後、スランピング技法で成型してお皿の完成です。

写真だと分かりにくいのですが、
透明なガラスを被せる前と後の2回、
ミモザの白い花を描いたことで
透明なガラスに封じ込めた花と
上に描き加えた花が2層になり、
立体感を感じさせます。
風に揺れて、香りたつミモザを感じられる
素敵な小皿になりました。

「どうしてミモザなの?」と聞くと
「初めて教室に来た日がミモザの日だったので
 ミモザをモチーフにして作ってみました」
とのことでした。
ミモザの日は3月8日。
イタリアでは男の人が日頃お世話になっている
お母さんや奥さんや同僚にミモザの花を送るそうです。
素敵な物作りのきっかけが聞けました。

仕事をしながら、妻もして、母もして、
そして、ガラスも始めて、頑張ってますねー。
素敵なミモザの思い出があるのかなぁ。
私の勝手な想像が大きく広がってしまいます(笑)

ミモザのお皿を作るついでに
棚板の余ったところに小さなカケラを並べて
マドラーも作ってみました。
こちらもかわいい♪
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