S.M.さんは大好きなクレーの絵画を元に
ガラス絵を作ることにしました。

まず、ベースになるガラス板を作ります。
境界部分がグラデーションになるよう
ガラス粉を混ぜてみたら、
絵画的で良い感じにできました♪

次は、上に置く街並みや惑星みたいなパーツです。
原画の色に合わせて
黄色や緑などのカケラを四角くカットして並べ
上から透明のガラス粉をかけて焼きます。
その後、上から黒い線を描き再度焼きます。
これでベースのガラス板に乗せるパーツができました。

でも、ここで問題です。
ガラスは色が透けるので
このパーツをそのままベースの上に乗せると、
ベースの濃い色が透けて
パーツの鮮やかな色が沈んでしまいます。
さあ、どうしましょ。

いろいろ考えた結果、
銀箔を使ってみることしました。
銀は金属で光を通しませんから、
問題を解決できるはずです。
銀箔をパーツの形に合わせてカットし、
ベースとの間に挟んでみたら大成功！

明るい色のパーツが
渋いベースの上に浮かび上がる感じになりました。
実際の厚み以上に立体感を感じます。
ガラスならではの
透け感と立体感が魅力の作品になりました。