キラキラの中に飛ぶ柔らかなシャボン(ガラス教室のM.M.さんの作品)
昨年、ガラスの粉で面を塗る方法を思いつき、
盛り塗り技法という名前を付け、作品を作ってます。
教室でも作品作りが進んでいます。
新しい方法なので
焼成後の色を確認するための見本が必要なのですが、
今は、右の写真のような
基本的な色を確認するものしかありません。
この色見本を見ていたM.M.さんから
「希釈を変えて、だんだんと薄くしたらどうなりますか?」
という質問がありました。
それを確認するには、
右の写真のような希釈を変えた色見本が必要ですが、
ガラスの色は全部で160色以上あるので、
まだそこまで手が回ってません。
そこで、M.M.さんは自分で作ってみることにしました。
でも、ただの色見本を作るだけじゃ楽しくないので、
作品を兼ねた色見本にしてみました。
まず、10対1に希釈したものから始め
4段階に希釈率を変えたガラス粉を用意し、
透明な丸いガラス板の上に丸を描いていきます。
丸の位置と希釈率を覚えておけば、
希釈率がいくつだと、こんな感じの色になると
すぐ分かります。
そして、丸の間に粗いザラメ状のガラス粒を置いて
粒の形が残るように低温で焼き、
スランピング技法で成型して完成です。
キラキラの中を飛んでいるように見える丸の
色味が揃ってて綺麗ですね。
色の濃さの微妙な変化に前後感も感じます。
ピンクバージョンも作ってみました。
こんな風に使ってますと写真が届きました。
サラダチキンとグリーンが器と一つになって綺麗♪