以前、不定形の組小皿を作ったとき、
ベースの色ガラスの粉が余ってしまいました。
余った粉は6色あり、淡いピンクもあれば真っ黒もあります。
色の種類や濃さの幅が広く、そこからデザインを考えるのは難しいので、
とりあえず6色をランダムに配置して、1枚の板ガラスを作りました。

そのガラス板を短冊状にカットして、
同じく短冊状にカットした透明ガラスと交互に並べて焼成し、
色と透明のストライプ模様の板ガラスを作り、
それを丸と四角にカットして豆皿に仕上げました。

板ガラスで見たときは、黒が強すぎる感じでしたが、
ストライプにしたことで、黒が作品全体を引き締めてくれました。
同じ色なのに使い方によって見え方が変わるんですね。

この豆皿を作ったときにカットした端切れのストライプのカケラで、
大きな25センチ角の四角皿も作りました！（下の写真）
余った粉で作った豆皿から出た切れ端のカケラですから、
余りの余りなのですが、
その美しさを見逃さなかったからできた作品です。

皿の上下にあるランダムな形のストライプが動きを感じさせます。
そして、間を埋めた白いガラスとのバランスが素敵です。
余りの余りで作った（笑）作品とは思えません！
作者のK.N.さんはこの四角皿の方がお気に入りだそうです♪