渋い紫と白がさわやかな長皿(N.M.さんの作品)
あらかじめ作っておいた紫色のガラス板に茶色で絵を描き、
それを長方形の白いガラスの粉の上に置いて焼成し、
長皿を作りました。
茶色の線を描く前は、どちらかと言うと鮮やかな紫色だったのですが、
茶色を加えた事で落ち着いた渋い紫になりました。
二つの色が一緒に目に入ると、
その二つの色を混ぜたような色に見えてくることがあります。
背景の色が同じでも、そこに描く線の色が違うと、
違う色に感じるのです。
さらに、ガラスは光が透過して色が干渉するので、
他の素材とは違う見え方になることがあります。
色は本当におもしろい!
また、お皿の場合は、そこに盛りつけた食べ物によって、
受ける印象が変わります。
このお皿を単独で絵を見るような気持ちで眺めると、少し地味な印象ですが、
そこに食べ物と盛ると、渋い紫と白のコントラストが食べ物と調和して、
いい感じになります。
なので、実際に使ってみた写真をN.M.さんに撮ってもらいました。(下の写真)
自分で作ったお皿で食卓を楽しむって贅沢ですね♪
朝獲った石鯛の刺身を盛ったところ。
自分でおろして刺身にしたそうです。
こちらはタケノコとわかめの煮物。