カケラ箱からいろいろな色のカケラを選び、
それを重ねて、電気炉でしっかり加熱しました。（上の写真）
ガラスが溶けてくっ付き、角が丸くなったカケラは
色も形も不思議で、見ていて飽きません。

そのカケラをワイヤーワークでアクセサリーにしました。（下の写真）
カケラの不思議な色合いに金属の質感が加わって、
さらに魅力的な作品になりましたねー！

カケラをアクセサリーにする方法はいくつかありますが、
紐や鎖を通すための穴を空けたり、
周囲をワイヤーで括るために溝を掘ったりする方法だと、
完成した状態をイメージして、
それに合わせてカケラを成形しなけばいけません。
そのためには、最初に形に合わせてカケラを選び、
そして、どこにどうやって穴を空けるか、溝を掘るか、
計画的に制作工程を進める必要があり、結構面倒です。
行き当たりばったりだと、ちゃんと固定できなかったり、
バランスが崩れてしまうことがあるからです。

その点、この作品のようにカケラはそのままにして、
カケラ全体をワイヤーで包み込む方法だと、面倒がありません。
ワイヤーは自由に曲げることができるので、
どんな形のカケラでも、その形に合わせてワイヤーをデザインできるからです。
そして、制作作業自体が、こちらの方がずっと楽しいです。
電気炉で加熱して適度に溶けたカケラはそれ自身が綺麗ですから、
その良さをそのまま活かした作品を創れるところがいいですね。