銀河に光る流れ星と月の豆皿(ガラス教室のS.M.さんの作品)

カテゴリー: 
ガラス教室の作品紹介  2023/09/29 (金) 08:02 水吉郁子
IMG_5056_m.jpg
2023年10月22日~28日に開催する
「パウダーフュージング教室展」では
こちらに案内があります
一つテーマを決めて、
そのテーマに従って皆で作品を作ることを
企画しています。
教室では、普段、各自が自由に
それぞれの思いで作品を作っているのですが、
2年に1回の教室展のときくらいは
テーマを決めて制作するのも面白いかも、
ということです。
今回のテーマは「豆皿」です。

そこで、S.M.さんは
銀河に光る月と流れ星をモチーフにした
豆皿を作ることにしました。

まず、ベースの板作りです。
銀河の写真を見ながら
色が混じり合った深い色合いを出すために
いろいろな色のガラス粉を重ねて棚板に置いて焼きます。
できた大きな板を丸と四角にカットして
豆皿のベースにします。

そこに、細かくカットした銀箔を
爪楊枝で月と流れ星の形に張り付けて
上から透明のガラス粉をかぶせて焼き、
スランピング技法で成型して完成です。

一辺が2ミリほどの銀箔を
一つ一つ張り付けて行く作業は
とても根気のいる作業でしたが
銀箔の落ち着いた華やかさと繊細さが美しい
豆皿になりました。

一つの皿の中に全てを描くのではなく
四つの組皿で表現したことで
銀河に流れる流れ星や月のイメージはそのままに、
広がりと自由さを感じる作品になりました。

来月の教室展では、参加者全員の豆皿を
一箇所にまとめて展示します。
この機会に実物をご覧ください。