ガラス板にレリーフ模様を付ける

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パウダーフュージング技法  2017/11/08 (水) 13:00 水吉郁子
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今年(2017年)の春頃のこと、
久しぶりに、昔の本を読み直していたら、
面白い写真を見つけました。
フュージング技法と出会うきっかけを作ってくれた
「Glass Fusing Book One」という本に載っていた小さな写真です。
そして、見過ごしそうな小さな写真の下に、
「炭酸カルシウムで模様を描きました」
という説明がありました。
でも、その説明以外のことは何も分かりません。
まあ、そういうことはよくあるので、
私なりに試してみました。
すると、面白いものができました。
それが上の写真です。

炭酸カルシウムは卵の殻などの主成分で、
食品添加物として使うこともある白い粉です。
それで模様を描いて電気炉で加熱したら、
ガラス板に凹凸ができ、
レリーフ状の仕上がりになりました。

ガラス板の凸凹に光がランダムに反射し、
キラキラしてガラスが綺麗に見えます!
テーブルの影の写り込みも綺麗!!
しかも、とっても簡単!!!

教室で話したら皆も興味を持ったようで、
今、次々と作品ができています。
このサイトでも紹介していこうと思います。
第4回パウダーフュージング教室展(2017年11月19日~25日)にも
多数出品されるはずです(笑)
どんな作品ができてるか見に来てくださ~い。

コメント

2017/11/08 (水) 22:27, 伊藤千賀子

水吉先生 こんにちは
大変ご無沙汰しておりました。トロントの伊藤です。 いつもブログは見せていただいています。
今日の記事のレリーフ模様、以前にお話ししたキルンキャスティングじゃないかなぁと思いました。私のはもっと大雑把な模様ですが…
レリーフ模様に線描きが合わさって、更に作品の幅が広がっていかれるのを楽しみにしています。
私も あれから線描きに注射器を使ってみて、前よりコントロールできるようになりました。
とはいえ、最近はさっぱり作品作りから遠ざかっていますが・・
どうぞお体にお気をつけて ますますご活躍ください。
伊藤千賀子

2017/11/09 (木) 19:08, 水吉郁子

伊藤さん、お久しぶりです(^-^)
そして、いつもサイトも見ていただき嬉しいです!
キルンキャスティングで検索してみると
型にガラスの粉もしくは粒を入れて焼くと説明してあります。
それから言うとちょっと違うような。。。(^_^;)
炭酸カルシウムで模様を描いた上にガラスを置いてたわませるので
スランピングに近いような気がします。
お近くでしたら、教室展で直に見ていただけるんですけどねぇ。