野原皿(小)

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野原, 小皿/豆皿  2015/06/22 (月) 14:15 水吉郁子
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作品を作るきっかけはいろいろなところにあります。
何かに感動したり、何かに気づいたり、綺麗な色に出会ったり。
特別な事である必要はありません。
日常の中で心に残ったことや、誰かに伝えたい事など、いろいろです。

この作品のきっかけは、「おやつの時間」というテーマの展示会のお誘いでした。
(笠間のギャラリーSUMITOで8月から開催する予定です)

おやつ、、、、おやつ。
おやつと言えば、やっぱりケーキでしょ。(笑)
それで、ケーキはいろいろな色があってカラフルだから、
お皿はシンプルな方がいいでしょ。
ということで、白をベースに春の野原をイメージしてグリーンで植物を描きました。
夏になるとやたらと蔓延って憎々しいとも思えるような草でも、
春は芽吹いたばかりで可憐で繊細でかわいい♪
そんなイメージからできた作品です。

お皿は白が使いやすいという話を聞きますけど、
盛るものによると私は思います。
たとえば、西洋料理の典型的な盛り付けだと、
中心に主菜を置いて、周囲に付け合わせを盛りつけたりします。
これだと、食べ物で色のバランスを取るので、
お皿は白い方が何かと使いやすいでしょうね。
でも、日本料理は盛り付け方が違って、
小鉢なんかがその典型ですけど、一つの器に一つの料理しか盛りません。
そんなときに白い器ってどうかしら。
料理に合った器を使って色のバランスを取ってあげた方が
料理が引き立って美味しく見えるし、オシャレな感じがしません?
何を盛るか、そんなイメージも作品を作るきっかけになります。

直径約15センチ。3,500円+税