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銀箔は使い方で焼成後の色が変わります。
たとえば、両面をガラスの層で挟むようにすると金色になり、
片面だけガラス層にすると青や藤色になります。
この銀が変化してできる色は
ガラス粉では出せない
何とも言えない不思議な深い色になります。
その不思議な色を生かそうと思って作ったのが
この作品です。
花の形のところは両面をガラスでサンドイッチして
他の部分は片面だけにガラスを焼き付けてあります。
そうすることで、
花のような模様が浮かび上がるようにしました♪
その模様の付いた銀箔に透明のガラスをかぶせて再度焼き
縁回りに絞り出し技法で模様を描き
スランピング技法で成型して完成です。
蛍光灯や自然光といった光源の種類
光の当たり方や、見る角度によって
驚くほど色が変わります。
スカイブルーに見えたり、藤色に見えたり、
マゼンタ、茶色がかったマゼンタにも見えたり、
という感じです。
輪郭がはっきりしない花の模様と
銀箔を変化させてできた妖しい輝きは独特のものがあり、
まるで、夢の中で見る花みたい。
いつも作品を作ったら使ってみるのですが、
この作品はまだ使っていません。
食べ物盛ったらどんな感じになるのか楽しみです。
来月(2022年4月13~18日)、代官山のギャラリー子の星で
グループ展「彩薫るガラス展」を開催しますが、
(こちらに展示会の案内があります)
そこに、この作品を出展します。
不思議に変化する色を見て欲しいで~す。
私は、4月13日、14日、
会場で待ってま〜す♪