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シロクマのクリームソーダグラス(ガラス教室のS.Y.さんの作品)

S.Y.さんは、吹きガラス技法、パウダーフュージング技法、
両技法を融合させた作品づくりなどで作家活動しています。
7月に開催する
「クリームソーダの似合う器展」(案内ハガキ)
に出品するために
クリームソーダのグラスを作ることにしました。
パウダーフュージング技法で作るのは
シロクマのパーツと背景のチェック模様です。
制作工程に沿って説明しましょう。
まず、シロクマのパーツ作りです。
ミルク色のガラス粉をペースト状にして
プラスチックシートに絵を描いて、
乾燥させて、焼きます。
その後、絞り出し技法で目鼻を描いて、焼き付けます。
上の写真のような可愛いシロクマのパーツができます。
次は背景のチェック模様です。
オレンジ色のガラス粉を
棚板に平らに置いて焼きます。
これでオレンジ色の板ができたら、
それを1センチ幅の短冊状にカットします。
そして、棚板に透明のガラス粉を平らに敷いて
(下の写真だと平らに敷いたガラス粉が分かりにくいかな?)
その上に短冊状の板を縦横に並べます。

更に、上から透明のガラス粉をかぶせて、焼きます。
これで、チェック模様のガラス板ができます。

この後、制作工程は吹きガラスに移ります。
先ほどのチェック模様のガラス板を
吹きガラスのロールアップと言う技法で
吹き竿に巻き取ります。
そして、筒型にして、グラスの足をつけます。(下の写真)
グラスの形ができたら、そこに
シロクマのパーツを焼き付けます。
これでクリームソーダグラスの完成です。
パウダーフュージングで作った背景の板が
そのままグラスになってる〜!
シロクマのパーツも、
粉ガラスの優しい風合いも、そのままです。
ガラスの粉から作ったチェック模様には
加熱焼成のときに粉の隙間にあった空気が
気泡になってガラス板の中に封じ込められます。
一方、グラスの足は吹きガラスなので気泡はなく、
無垢の透明なガラスです。
その対比で、気泡の入った風合いが強調されているせいか
とても新鮮です。
グラスに封じ込められた気泡が
シュワシュワ言っているような感じで、
まさにソーダグラスです。
可愛い〜!
さらに、シロクマで可愛さマシマシです。
じっと眺めていたら
「♪ソーダ水の中を貨物船が通る
♪小さな泡も恋のように消えていった」
っていう歌が浮かんできました。
可愛さと優しい風合いと切ない儚さまでも感じる
今まで見たことのない魅力のグラスになりました。
この作品、2026年7月14日(火)〜25日(土)に開催予定の
「クリームソーダの似合う器展」で展示販売するそうです。
(こちらに案内があります。)
色違い形違いのグラスも展示するそうです。
ギャラリーには喫茶コーナーがあって、
案内ハガキには
「7人のガラス作家による器と
5種類のクリームソーダが貴方をお待ちしています」
って書いてありますね。
このところ暑くなってきたし、
クリームソーダを楽しみながらガラスを眺めるなんて面白そう。
私も行って見ようかなぁ。


