都会の空を彩る花火のオブジェ(N.Y.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2017/07/31 (月) 12:17 水吉郁子
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私は、ガラス板を何枚か重ねて
加熱溶着させた作品を作っています。
街シリーズとか、海のオブジェとかがその例ですが、
教室のN.Y.さんがそれと同じ方法で小さなオブジェを作りました。

作品の絵柄を決めたら、
ガラス板を重ねたときに1枚の絵に見えるように
奥行を考えて分解し、
透明なガラス板に描いていきます。
1枚目に東京タワー(エッフェル塔?)
2枚目にビル
3枚目と4枚目に花火
そして一番後ろに淡いブルーのガラス板という具合です。

この作品は5センチ角くらいの大きさしかないので、
ガラス板に絵を細かく描かないといけません。
それが結構大変なのですが、
一つ一つ丁寧に描きあげてあります。

絵を描き終えたら、重ねて加熱溶着し、
回りを削って形を整えてミニオブジェの完成です。
ガラスブロックの中に描かれた立体的な絵を眺めていると
ガラスの中の世界に
入り込んでいくような感じになります。

実は、このガラス板を重ね合わせたオブジェが
今年(2017年)11月に開催する教室展のテーマ作品になります。
皆で同じ方法で作品を作る予定なので、
いろいろなバリエーションを紹介できると思います。
同じ方法で作ると
作り手の個性が分かりやすい形で出るので、
今から楽しみです。