街III(大)
「街-II」は同じ大きさのガラス板を重ねて焼き合わせたので、角がある形でした。
一方、新作の街IIIは重ね合わせるガラス板の大きさを変えています。
手前のガラスを少しずつ大きくしてあるので、
縁にいくほどガラスが薄くなり、丸みを帯びています。
そのため、重ねたガラスの色の変化が分かりやすくて複雑で楽しい♪
電気炉を使ったガラス技法では石膏型を使うのが普通なのですが、
私は石膏型が嫌いなのでほとんど使いません。
先日、展示会でガラス作家さんがこの作品を見て、
「この厚みのある街のオブジェも石膏型を使ってないの?!」と驚いていました。
石膏型を使うと、型に接した面を後で磨く工程が必要ですし、
型は使い捨てなので廃棄物の処理にも困ります。
そこで、石膏を使わずに
好きなガラスをずーーーと触って作品が作れないかなーーーと
考えるうちにできたのがパウダーフュージング技法です。
嫌いな作業を我慢してやるよりも
好きな作業を一生懸命頑張る方が楽しいって思いません?
よ~~~く見ると
「これから自転車でお出かけ~♪」という人がいます。
「どこに急いでいるの~?」なんて思ってしまう人も描き込んであります。
見っえるかな~~~(笑)
そんな遊びを加えるのも制作のお楽しみです♪
幅48センチ 高さ11.5センチ 厚み3.2センチ
価格90,000円+税