虎のガラス絵(ガラス教室のT.M.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2022/03/07 (月) 07:22 水吉郁子
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T.M.さんは、毎年、干支をモチーフにして作品を作っています。
今年は盛り塗り技法で虎のガラス絵を作ることにしました。

まず、盛り塗り技法で虎のパーツを作ります。
パーツと呼ぶと小さなパーツをイメージしがちですが、
虎の絵全体が一つのパーツになっています。

次は、虎の背景のガラス板作りです。
銀箔をガラス粉で挟んで焼いて
金色のガラス板を作り、
その上に、あらかじめ作っておいた
黄色い2.5センチ角のガラス板を
市松模様に並べます。
その上から透明のガラス粉をかけて焼きます。
これで背景の市松模様のガラス板ができます。

そうしたら、背景の上に虎のパーツを置き
焼き付けて虎のガラス絵の完成です。

虎の色が柔らかく美しいですね。
華やかな金色のベースがその美しさを引き立てています。
盛り塗り技法で作った虎には立体感があり迫力も感じます。
柔らかさと迫力が同居した作品になりました。

余談ですが、
T.M.さんの干支の作品は、いつも新年に間に合わず、
年を越してしまいます。
なので、昨年は初夏に作り始めました。
「今から作れば、間に合うよねー♪」
と言っていたのですが、
緊急事態などがあり
やっぱり新年には間に合いませんでした~(汗)