一生懸命なのに、なんだか笑ってしまう。
そんなペンギンをモチーフにして
作品を作ってみたいと思っていました。
ただ、かわいいだけのペンギンではなく、
南極の厳しい大陸で力強く生きる、
そんな姿勢も表現できないかと思っていたところ、
白とスカイブルーで2層のガラス板を作ってみたら、
白いガラスを通して、後ろのブルーが柔らかく透けて見え、
奥行きが出て表情のある色合いになり、
じっと見ていたら、
果てしなく雪に煙る冬の南極に見えてきました。
「そうだ、ここにペンギンを描こう!」
というイメージが沸いてきて、作ったのがこの作品です。
直径15センチほどの小皿の中に、
広い大地に佇むペンギンをイメージして描くのは
細工がとても細かくて大変でしたが、
キュートで健気で力強く南極の冬を乗り切る
ペンギンを表現できたように思います。
そんな風に見えるでしょうか?