日頃、運動不足なので
数年前から散歩を日課にしました。
昼間は時間がとれないので、
夕飯後の夜の散歩です。
散歩し始めた頃は
暗い住宅街には眺めるものがなくて
テンション下がるなぁと思っていたのですが、
毎日歩いていると
明るい昼間とは全く違った風景が見えてきました。
暗くなって家の明かりが灯ると
四角い窓が浮かび上がり
そこに暮らす人たちの気配を身近に感じとれます。
月も満ち欠けで毎日形が変わっていくので
1日1日が過ぎていくのが形で見えてきます。
変化する雲が柔らかな月の光に映し出され、
眺めていて飽きません。
昼間の明るい太陽の下では
見えない風景がそこにありました。
ある日、散歩の途中で道を横切る猫を見かけました。
シルエットで見える猫は
彼ら独自の世界があるかのように何か意思を持って
お出かけしているように見えます。
心の中で「どこに行くの? 猫の集会?」
と問いかけたくなります。
馴れ親しんだ近所の風景なのに、
昼間とは違う、不思議な空間です。
その風景を描いてみました。
ガラス粉で描いた
フワフワして輪郭のハッキリしない背景と
シルエットで浮かび上がる猫。
夢の中にいるような、
ちょっと不思議な感じに仕上がりました。
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